トリペプチドとジペプチド

ヤフーのトップページの広告で初めて見てずっと気になっていたのが「年齢ペプチド」です。

いつか、このサイトで取り上げようと思っていました。

長年「コラーゲンペプチド」を扱い、色々と勉強をさせていただいているので、どうしても「ペプチド」という言葉には引っ掛かってしまいます。

それにしても、ペプチドに「年齢」を付けたネーミングには脱帽です。

さすがに歴史ある大手乳酸飲料メーカーのカルピスさんですね。

名前だけで「中高年の健康に良いもの」ということがわかります。

カルピスでは、いくつかの特定保健用食品も発売していますが、「年齢ペプチド」はまだトクホにはなっていないようです。

しかし、年齢ペプチドの解説サイトではいくつもの実験データを公開して、その効果を推測させています。

年齢ペプチドとは?

解説サイトを見れば書いてあるのですが、改めて「年齢ペプチド」とは、

年齢ペプチド

カルピス乳酸由来のペプチド(タンパク質)で、アミノ酸のバリン−プロリン−プロリン(VPP)というつながりのペプチドとイソロイシン−プロリン−プロリン(IPP)というつながりのペプチドだと説明しています

ちなみに、コラーゲンペプチドではグリシン−プロリン−ヒドロキシプロリンというつながりが多く、効果が推測されているペプチドはプロリン−ヒドロキシプロリングリシン−ヒドロキシプロリンなどがあります。

年齢ペプチドの効果

解説サイトでは「年齢ペプチドは、血管ケアをサポートします。」と書いてあります。

具体的には「年齢ペプチド」には血管をしなやかにする働きがあるとのこと。

そのメカニズムのひとつは、「年齢ペプチド」は血管内皮機能を改善することで血管内の一酸化窒素(NO)の産生を促すと説明しています。

血管内の一酸化窒素(NO)は、しなやかな血管を保つために特に重要な物質と考えられており、結果的に年齢ペプチドが血管をしなやかにするというわけです。

実は、コラーゲンペプチドも血管の健康をサポートするという論文が発表されていますから、いくつかのアミノ酸の組み合わせのペプチドには様々な健康サポートが期待できるんですね。

今後も健康に役立つペプチドが多く見つかることを期待しています。

以上、年齢ペプチドについてでした。