コラーゲンの安全性

今回は、コラーゲンの安全性について解説してみましょう。

いきなりですが、結論から言うと、国内の正規ルートの原料コラーゲンは安全です。

「牛由来はBSE」「豚由来は豚ウィルス(?)」「養殖魚由来は抗生物質」・・・

・・・などという記事や商品広告をときどき目にします。

しかし、安全です。

なぜ?

それは国内の流通は安全でなければ販売までたどり着かないシステムになっているからです。

もちろん、冒頭に書きましたように「正規ルート」に限ります。

正規ルートとは、原料メーカーや製品に加工する工場が国内の基準に基づいた会社であることや、原料が国内の基準に基づいて輸入されたものであることです。

要は、当たり前のルートなんですね。

現在のサプリメントでは、このような当たり前でないルートの製品はほとんど見なくなりました。

原料メーカーや輸入商社は、有害な物質や病原菌が万が一にも検出されると会社自体が存続できなくなる可能性が非常に高いわけです。

そして、製品に加工する受託会社も自社で加工した製品に有害物質や病原菌が残留して健康被害でも出ようものなら同様の結末が待っています。

ですから、原料の検査は徹底的にしますし、受託会社も残留物質や菌検査などをした確かな証明書類がない場合には原料自体を受け入れません。

また、書類等が整備されていても、さらに自社施設や外部機関で現物を検査する場合も多いのです。

例えば、

「魚のうろこ由来のコラーゲンペプチドは、塩酸や硫酸などの劇薬を使っているから危険」

などという表現をしている場合がありますが、豚皮であれ魚皮であれコラーゲン抽出にはほぼ必ず酸かアルカリを使用します。

そして、その酸やアルカリが万が一にも残留しないように中和し精製しますし、さらに受託工場でも再確認するわけです。

とにかく、みんな生活がかかっているのです。

というわけで、コラーゲンサプリメントはほとんど全て安全と考えられます。

では、正規ルート以外の商品はないのか?

残念ながらあります。

まず、並行輸入の商品には注意が必要です。

また、製品に法定表示がない商品は、店舗ではまず流通しませんが、ネット販売ではゼロではありません。

しかし、ネットでは現物を見られないわけですから、商品説明に法定表示のない商品は避ける方が安全でしょうね。

以上、コラーゲンの安全性についてでした。