コラーゲンサプリメントでは当然コラーゲンを配合していて、その表示なり説明をします。
そして、コラーゲンはタンパク質であることから「栄養表示」は必須と考えることができます。
栄養表示とは、特定の栄養成分について「配合していること」や「機能」などを表示した場合には必須となり、必須項目は、
- 「熱量(エネルギー)」
- 「タンパク質」
- 「脂質」
- 「炭水化物(糖質及び食物繊維でも可)」
- 「ナトリウム」
の5項目です。
そして、例えば「ビタミンCたっぷり」などと表示したら、ビタミンCの含有量表示も必要となり、「たっぷり」の基準を満たしていなければなりません。
このような考え方から見ると、コラーゲンサプリメントでも、義務とされていないまでも、単位当たりのコラーゲン含有量は表示すべきでしょう。
サプリメントの表示は、消費者の保護を目的としていますから、できる限り多くの情報を提供するべきだと考えます。
そんな表示には「強調表示」と言われるものがあり、各成分ごとにそれぞれ細かく基準が定められています。
ですから、勝手に「ビタミンCたっぷり」とか「低カロリー」と表示はできないというわけです。
強調表示の種類
サプリメントの強調表示は、以下の4種類に分けられます。
- 「高」「多い」「豊富」「たっぷり」など、高い旨の表示
- 「源」「供給」「入り」「含有」「使用」「配合」「添加」など、含む旨の表示
- 「無」「ゼロ」「ノン」「レス」など、含まない旨の表示
- 「低」「ひかえめ」「少」「ライト」「ダイエット」「オフ」など、低い旨の表示
この4種類の強調表示それぞれに成分ごとの基準値が決められています。
「高」「多い」「豊富」「たっぷり」など、高い旨の表示ができる基準値
栄養成分名
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100g当たりの基準値
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100ml当たりの基準値
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100kcal当たりの基準値
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たんぱく質
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15g | 7.5g | 7.5g |
食物繊維
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6g | 3g | 3g |
亜鉛
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2.10mg | 1.05mg | 0.70mg |
カルシウム
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210mg | 105mg | 70mg |
鉄
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2.25mg | 1.13mg | 0.75mg |
銅
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0.18mg | 0.09mg | 0.06mg |
マグネシウム
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75mg | 38mg | 25mg |
ナイアシン
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3.3mg | 1.7mg | 1.1mg |
パントテン酸
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1.65mg | 0.83mg | 0.55mg |
ビオチン
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14μg | 6.8μg | 4.5μg |
ビタミンA
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135μg | 68μg | 45μg |
ビタミンB1
|
0.30mg | 0.15mg | 0.10mg |
ビタミンB2
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0.33mg | 0.17mg | 0.11mg |
ビタミンB6
|
0.30mg | 0.15mg | 0.10mg |
ビタミンB12
|
0.60μg | 0.30μg | 0.20μg |
ビタミンC
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24mg | 12mg | 8mg |
ビタミンD
|
1.50μg | 0.75μg | 0.50μg |
ビタミンE
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2.4mg | 1.2mg | 0.8mg |
葉酸
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60μg | 30μg | 20μg |
「源」「供給」「入り」「含有」「使用」「配合」「添加」等含む旨の表示ができる基準値
栄養成分名
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100g当たりの基準値
|
100ml当たりの基準値
|
100kcal当たりの基準値
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---|---|---|---|
たんぱく質
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7.5g | 3.8g | 3.8g |
食物繊維
|
3g | 1.5g | 1.5g |
亜鉛
|
1.05mg | 0.53mg | 0.35mg |
カルシウム
|
105mg | 53mg | 35mg |
鉄
|
1.13mg | 0.56mg | 0.38mg |
銅
|
0.09mg | 0.05mg | 0.03mg |
マグネシウム
|
38mg | 19mg | 13mg |
ナイアシン
|
1.7mg | 0.8mg | 0.6mg |
パントテン酸
|
0.83mg | 0.41mg | 0.28mg |
ビオチン
|
6.8μg | 3.4μg | 2.3μg |
ビタミンA
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68μg | 34μg | 23μg |
ビタミンB1
|
0.15mg | 0.08mg | 0.05mg |
ビタミンB2
|
0.17mg | 0.08mg | 0.06mg |
ビタミンB6
|
0.15mg | 0.08mg | 0.05mg |
ビタミンB12
|
0.30μg | 0.15μg | 0.10μg |
ビタミンC
|
12mg | 6mg | 4mg |
ビタミンD
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0.75μg | 0.38μg | 0.25μg |
ビタミンE
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1.2mg | 0.6mg | 0.4mg |
葉酸
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30μg | 15μg | 10μg |
「無」「ゼロ」「ノン」「レス」など、含まない旨の表示ができる基準値
食品100g当たり(飲料は100ml)、次の基準値未満の場合には含まない旨の表示ができます。
栄養成分名
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基準値
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---|---|
熱量(エネルギー) | 5kcal |
脂質 | 0.5g |
飽和脂肪酸 | 0.1g |
コレステロール | 5mg かつ飽和脂肪酸の含有量1.5g(飲料では100ml当たり0.75g) かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10% (注)1食分の量を15g以下と表示するものであって当該食品中の脂肪酸の量のうち飽和脂肪酸の含有割合が15%以下で構成されているものを除く。 |
炭水化物 | 0.5g |
糖類 | 0.5g |
ナトリウム | 5mg |
「低」「ひかえめ」「少」「ライト」「ダイエット」「オフ」等低い旨の表示ができる基準値
食品100g当たり(飲料は100ml)、次の基準値以下の場合には含まない旨の表示ができます。
栄養成分名
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100g当たりの基準値(100ml当たりの基準値)
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熱量(エネルギー) | 40kcal(20kcal) |
脂質 | 3g(1.5g) |
飽和脂肪酸 | 1.5g(0.75g) かつ飽和脂肪酸由来エネルギー量が10% |
コレステロール | 20mg(10mg) かつ飽和脂肪酸の含有量1.5g(飲料では100ml当たり0.75g) かつ飽和脂肪酸のエネルギー量が10% (注)1食分の量を15g以下と表示するものであって当該食品中の脂肪酸の量のうち飽和脂肪酸の含有割合が15%以下で構成されているものを除く。 |
糖類 | 5g(2.5g) |
ナトリウム | 120mg(120mg) |
以上、サプリメントの強調表示についてでした。