当記事では、オルニチンの効果について解説してみます。
昔から
といわれ、お酒を飲み過ぎた翌朝にシジミの味噌汁が出てくるとなんか嬉しくなりますが、そのシジミに多く含まれているのが「オルニチン」という成分です。当サイトは、主にコラーゲンの正しい情報を発信することが目的ですが、関連する情報もできる限り採り上げようと考えています。
でも、シジミは肝臓への効果だからあまり関係ない・・・?
いやいや、最近の研究から、シジミを食べると、含まれるオルニチンがお肌にも効果があるということがわかったようなのです。
オルニチンとは
オルニチンは「アミノ酸」の一種ですが、一般にタンパク質を構成するアミノ酸ではなく「遊離アミノ酸」と呼ばれるもので、血液によって体中を巡り、特に肝臓では有害物質であるアンモニア解毒に関わるなど、重要な働きを担っています。
オルニチンがアンモニアを代謝する仕組みは「オルニチンサイクル(尿素回路)」と呼ばれ、肝臓の細胞のミトコンドリアと細胞質でアンモニアから尿素を生成します。
食材に含まれるオルニチン量
食材名 | オルニチン量(100g当たり) | 食材100gの目安 |
---|---|---|
シジミ | 10.7~15.3mg※1 | 約35個 |
エノキタケ | 14.0mg※2 | 約1.2袋 |
キハダマグロ | 1.9~7.2mg※2 | 刺身7~10切れ |
チーズ | 0.8~8.5mg※2 | スライスチーズで約5枚 |
ヒラメ | 0.6~4.2mg※2 | 約1切れ |
パン | 0.4mg※2 | 6枚切り約1.5枚 |
やはり、オルニチンは「シジミ」に最も多く、シジミの味噌汁が肝臓に効果があるというのは正しいようですね。
オルニチンは、このようにシジミやエノキタケなどに比較的多く含まれていますが、その他の食材ではわずかな量しか含まれておらず、日頃の食事からはあまり摂取できていません。
ですから、お酒をよく飲む方などはサプリメントなどでオルニチンを意識的に摂ると良いでしょう。
では、オルニチンがお肌に効果があるというのはどうしてでしょうか?
オルニチンによって肝機能が改善されることにより、紫外線からの肌のダメージを防いでくれる抗酸化物質が作られやすい体になり、また成長ホルモンの分泌促進と合わせて、オルニチンが複合的に肌質改善にかかわっているのではないかと推測されています。
以上、オルニチンの効果についてでした。