コラーゲンドリンクと言えば、栄養ドリンクのように50ml前後の容量で茶色のガラス瓶にアルミのスクリューキャップという形態が最も一般的ですが、その他にもいくつかの形態があります。
そんな、コラーゲンドリンクの形態について少し解説してみましょう。
ガラス瓶
前記のように、コラーゲンドリンクに限らずドリンクのサプリメントで最も多いのが「ガラス瓶」です。
そして、ガラスの色は「茶色」が多く、一部「緑色」もありますが、その目的は光をさえぎる「遮光(しゃこう)」効果を目的としています。
もともとは、医薬品のアンプルで採用されていましたが、健康食品成分でも光によって変質してしまうものもあり採用されてきました。
また、箱に入ったドリンクでもほとんどが遮光ガラス瓶ですが、透明などの瓶では「効果」に対する消費者のイメージが固定化しているため、敢えて遮光ガラス瓶を採用しています。
容量は50mlが最も多く、コラーゲンペプチドの配合量は10g(10,000㎎)が主流ですが、コラーゲンペプチドを更に低分子化した「トリペプチド」配合のものには30mlのタイプもあります。
また、1日一本ではなく600~720mlのガラス瓶に充填したドリンクもあり、1~2週間分を目安にしているようです。
アルミボトル
アルミボトルがサプリメントに利用され始めたのは、あの「ウコンドリンク」が発売されてからでしょう。
前記のように消費者の「効果」に対するイメージから逸脱する勇気のあるメーカーはなく、サプリメントでのアルミボトル採用はありませんでした。
しかし、テレビや雑誌などでのウコンドリンク宣伝が続き、商品もヒットしてきたことから、市場の大きいコラーゲンドリンクにも採用が始まりました。
アルミボトルのメリットは何と言っても「軽さ」で、また割れないという「安全性」もあり消費者にもメーカーにも便利です。
ただ、初期には製造の単位が大きく、小規模なサプリメントメーカーは採用しづらい面もありました。
今後も、アルミボトルは増えてくるだろうと予測しています。
紙パック
コラーゲンドリンクで売れ筋上位商品にも採用されています。
こちらも、ガラス瓶に比べると軽くて壊れにくいというメリットがあります。
しかし、もともとは牛乳やジュースなど向けのため、製造ロットがかなり多くないと単価が高くなりますので、採用しているメーカーはもともとジュースなどを発売しているメーカーのようです。
三方シール
コラーゲンサプリメントでは、ゼリーに採用されるのが一般的ですが、コラーゲンドリンクに採用しているものがあります。
メリットは、包材と加工賃が比較的安く、アルミボトル同様に軽くて割れませんが、液体の場合は封を開ける時にこぼれる場合も多いという扱い辛さがあります。
てすから、コラーゲンドリンクでの三方シールの商品が少ないわけですね。
ブロー充填
ブロー充填とは、樹脂容器の整形と同時に中にドリンクを充填する方法で、密閉性が高いのが特徴です。
そして、樹脂ですから軽くて丈夫でドリンクの形態としては理想的です。
しかし、充填できる容量が少なく充填機そのものが少ないために、小ロットでは単価も高くなりあまり普及はしていません。
また、衛生面では口を付けて飲むために別途個包装が必要となるでしょう。
以上、コラーゲンドリンクの形態についてでした。