「ロット」とは元々「一山」や「一組」という意味を持つ言葉で、「製造ロット」とは製品を1回に生産する単位のことです。
コラーゲンドリンクで言えば、一般的には「1回の製造で何本製造するか」のことを言います。
大雑把に言えば、1回に製造する量が多い方が1本あたりの原価は安くなり、1回に製造する量が少ないほど1本あたりの原価は高くなります。
しかし、1回の製造に支払う金額は製造する量が多い方が多額になります。
例えば、
となります。
これまでも何度か説明してきましたが、コラーゲンドリンクなどのサプリメントは、その製造を専門に請け負う「受託製造会社」で製造されることがほとんどです。
そして「経済ロット」という表現があり、一般的には製造コストと在庫管理コストなど総合的に管理するものですが、受託製造での「経済ロット」は製品単価が最小となるロットのことを言います。
多ければ多いほど製品単価が下がるのかと言いますと、そうではなく、委託する工場のラインが1回で製造できる量によって変わってくるのです。
例えば、資材・原料ロスなどを考えないとすれば、1回に15万本製造できるラインでは15万本製造すると単価は最小となります。
しかし20万本となると、1回で15万本製造してもう1回5万本製造することになりますので、実質の単価は20万本の方が高くなる場合があります。
コラーゲンドリンクなどを受託する会社では、受託最小ロットが5万本からで経済ロットが15万本というあたりが多いようです。
ただ、近年の流れとして3千本からというような小ロットで受託する会社も増えてきているようです。
コラーゲンドリンクなどのドリンクの賞味期限は通常1年と短く、特に新商品ではリスクが大きいため、最初は原価が高くても小ロットで製造委託することが多いからだと考えられます。
以上、コラーゲンドリンクの製造ロットについてでした。