このカテゴリーでは「コラーゲンの効果」について、最近の学説を基に肯定的に解説しています。
そして今回は「コラーゲンと髪の毛の関係」というタイトルですから、
と早合点する方がいるかもしれませんが、
結論から言うと「コラーゲンで髪の毛は生えません。」
私は、コラーゲン専門店シーエスストアーを開店してからずっと、毎日1日5gのコラーゲンペプチド摂取を継続しています。
その大きな理由のひとつが
という想いです。前記のように、コラーゲンで髪の毛は生えはしないのですが、少なくなってきた髪の毛の太さが増し髪にコシが出るという期待から、コラーゲン摂取をやめるのが怖いのです。
2008年の日本美容皮膚科学会で発表された学説によると、
健康な女性64人を2つの群に分け、一方にはコラーゲンペプチドを、もう一方にはプラセボ(人体に影響を与えないデキストリン)を、それぞれ毎日5g、8週間にわたり食べてもらい、毛髪の太さに変化があるかどうかを専用の機器で調べるという研究が行われた。
その結果、コラーゲンペプチドを食べた群の方が、プラセボの群より明らかに毛髪の太さが増していることがわかった。
とのことです。
これは、ひとつの実験での結果ですからエビデンスとまではいきませんが、信じる者は救われると言った感じですね。
コラーゲンペプチドを食べた群の方が髪の毛の太さが増すメカニズムそのものは明確になっていませんが、髪の毛をつくる毛母細胞にコラーゲンペプチドが働きかけて髪の毛の代謝に良い影響を及ぼしているのではないかと推測しています。
また、毛乳頭に栄養を運ぶ血管がコラーゲンが多く含まれる「真皮」の中を通っていることも関係しているようだとのことです。
ちなみに、髪の毛自体にはコラーゲンは含まれておらず、「ケラチン」と呼ばれるタンパク質が髪の毛の主な成分です。
以上、コラーゲンと髪の毛の関係についてでした。