ヒートショックプロテイン(HSP)

ヒートショックプロテイン(HSP)とは「熱ショックたんぱく質」のことで、人間の体に熱などのストレスがかかったとき作られるたんぱく質の一種で、熱以外にも毒物や紫外線など様々なストレスを受けると増え、細胞をストレスに対して強くすることが知られています。

ヒートショックプロテイン(HSP)が発見されたのは1970年代ということですから、そんなに昔ではないですね。

また、数年前から美容やアンチエイジングをテーマとするテレビ番組や雑誌の記事などでも多く採り上げられるようになり、ご存知の方も多いでしょう。

HSPには多くの種類があることが明らかになり「HSPファミリー」と呼ばれ、その種類によって機能が違うこともわかってきました。

その主な機能は、

などがあり、美容やアンチエイジングとの関係が深いことから、化粧品メーカーなどが研究を進めています。

一般的な健康という視点では、ずいぶん昔から「温熱療法」として利用されています。

ヒートショックプロテイン(HSP)は、個人差はありますがだいたい38℃くらいから増加し始めると言われています。

ということは、毎日の入浴でヒートショックプロテイン(HSP)を増やし、美容と健康を手に入れることも可能なんです。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす入浴方法

ヒートショックプロテイン(HSP)

お湯の温度は40℃~42℃で、40℃のお湯ならば20分、41℃ならば15分、42℃ならば10分くらい入るのが良いとされています。

入浴前には、水分補給も忘れないようにしてください。

もっとシビアに取り組みたい方は、体温計を口にくわえて体温が38℃なる状態が理想的です。

また、入浴後10~20分は上がった体温を保持するようにすることが大切で、その間はビールなど冷たいものは控えましょう。

40℃のお湯で20分は耐えられないという人は、5分とか10分に分けて休みながらでも良いのですが、途中で体が冷えないようにしてください。

この入浴法の効果が出るのは2日後といわれており、効果的なサイクルは週2回ということです。

また、お顔など部分的には蒸しタオルでも効果があるということです。

数年前に「国民的“美魔女”コンテスト」でグランプリを受賞した46歳の女性の洗顔法は、蒸しタオルでお顔の肌を温めて冷水ですすぐという、いたってシンプルな洗顔法ということでした。

ぜひ、みなさんもお試しください。

以上、ヒートショックプロテイン(HSP)についてでした。