老化が気になる高齢者にとって、コラーゲンを摂取するメリットはとても大きいです。では、コラーゲンは老化が気になるお肌や骨にどのような効果をもたらすのか。知ってそうで知らなかったコラーゲンに関する特徴や効果をわかりやすく紹介します。
コラーゲンは骨に大きなメリット
コラーゲンを十分に保持している健康的な体は、骨にとって大きなメリットとなります。
「骨はカルシウムで作られている」と思われている方が多いですが、実はコラーゲンもカルシウムと同じくらい骨を形成する上で重要な成分であることはあまり知られていません。
実際にコラーゲンが減少し弱くなった骨には、いくらカルシウムを補っても骨は強くなりません。
コラーゲンとカルシウムは互いにその役割を果たすことで、骨全体の強度が増すつくりになっているのです。
骨の強さのメカニズム
まず最初に、骨の強さのメカニズムについて解説していきましょう。
骨は古い骨細胞を自ら破壊しながら新しい骨をつくるというサイクルで代謝を繰り返しています。
常に古い骨細胞から新しい骨細胞に入れ替えながら強い骨を維持することができるのです。
骨の成分は大きく分けてこの3種類
- リン酸カルシウムなどの無機質が約70%
- コラーゲンなどの有機質が約20%(うち90%がコラーゲン)
- 水分が約10%
※骨全体でのコラーゲンの重量は約20%、体積では骨の約半分を占めています。
骨はコラーゲンの繊維にミネラル成分やカルシウムなどが付着してできており、強く柔軟性のあるコラーゲンの繊維がカルシウムの隙間を埋めるような構造になっています。
例えるならば鉄筋コンクリートの鉄筋部分がコラーゲン、そしてその周囲には貼り付いているのがカルシウム。
骨の強さは固さだけでなく柔軟性のある芯のしなりも必要です。カルシウムの固さだけでは、チョークのようにすぐにポキンと折れてしまうからです。
よってコラーゲンはカルシウムとともに強い骨をつくる役割を担っているのです。
骨粗鬆症予防や骨密度強化
高齢になると、骨粗鬆症を発症する割合が増えてきます。
骨粗鬆症とは、骨密度の低下により骨の内部がスカスカになってしまい、弱く折れやすい状態になること。
骨はカルシウムとコラーゲンで骨の強度を保っているため、たとえカルシウムが十分にあったとしても、コラーゲンなどの柱部分が減少することで骨の柱である繊維が縮小し骨密度が低下、そして骨粗鬆症となってしまいます。
骨粗鬆症予防はカルシウムと摂取するだけでなく、コラーゲンの低下を防ぐことも大切なのです。
コラーゲンとカルシウム
骨のつくりにおいてコラーゲンとカルシウムはかなり密接した関係にあることがおわかりいただけたと思います。
丈夫な骨を作るには、カルシウムの硬さとコラーゲン繊維のしなやかさが必要であり、どちらが欠けても強い骨にはなりません。
骨を丈夫に保つためにはカルシウムとコラーゲンを十分に保っておきたいところですが、カルシウムは食事などから手軽に摂取することがでる反面、コラーゲンを食べてもそのままコラーゲンとして体内に保持することができません。
実際はコラーゲンは体内で生成できる成分なのですが、年齢とともに体内での生産量が減少。
特に40歳をすぎると激減してしまいます。
そのため、高齢者はコラーゲンが不足しがちになり、骨粗鬆症を発症したり、骨が弱くなることで骨折も増えてきてしまいます。
高齢者のお肌とコラーゲン
誰もが若々しく保ちたいと思いっているお肌ですが、高齢者のお肌はだんだんとハリがなくなりシワはたるみなど老化が目立ち始めます。
高齢とともにお肌にはどのような変化が起こっているのでしょう。
シワやたるみの改善にはコラーゲンが良いとよく耳にしますが、コラーゲンはお肌にどのうような影響をもたらすのでしょうか。
では、高齢者のお肌とコラーゲンとの関係性を探っていきましょう。
皮膚老化の原因
お肌の老化の原因は大きく2つあります
・紫外線
・活性酸素
紫外線は肌の老化を早めます。
[UV-A]は、肌の奥の真皮にまで届き、コラーゲンの繊維にダメージを与えます。曇りの日でも見えないUV-Aは肌の奥に入り込みます。コラーゲンがダメージを受けることにより弾力性を失い、シワやたるみの原因となります。
[UV-B]は、肌の表面にシミやそばかすを作ります。有害な光なのでそれを遮断しようとるす自己防衛ですが見た目年齢を一気に上げてしまいます。
活性酸素は肌細胞を弱くさせます。
活性酸素には毒性があり、真皮のコラーゲンの繊維を破壊していきます。その結果、固く弾力のない肌になりシワやたるみの原因となります。
高齢になるとともに体内で作られるコラーゲンの量も激減してしまうため、老化が更に加速してしまいます。
コラーゲンは真皮にあるタンパク質からできた弾力ある繊維で、水分を除いた真皮の約70%をしめる主要成分。
お肌の主要成分であるコラーゲンが減少することで、お肌が老化の減少が現れはじめ、ハリがなくなりシワやたるみが出やすくなってしまうというわけです。
アンチエイジングに効く?
アンチエイジングは予防が重要です。
・日焼け止めなどで紫外線を予防する
・食生活を改善し活性酸素を抑える
→結果、コラーゲンの減少を防ぐことができます。
アンチエイジング、すなわちお肌の老化を防ぐためにはコラーゲンはとても重要なポイントとなります。
減ってしまった真皮のコラーゲンが増加すれば、またハリや弾力のある肌を取り戻すことができ、その結果拾年齢よりも若々しく見えます。
シワ、たるみ、ほうれい線、など、見た目年齢を上げてしまう要素が少し改善されればかなり印象は違ってきますね。
ただし、見た目年齢の要素はお肌だけではないためライフスタイル全体で若くいられるよう努力したいですね。
加齢によるシワ・たるみに
加齢によりシワやたるみが目立ち始めると、見た目年齢がグッと上がってしまいます。
逆に、シワやたるみを予防・改善していれば、実年齢より若く見られることも多いです。
シワやたるみの原因は、水分量が原因だと思う人が多いですが、実は水分だけ補ってもハリのあるお肌にはなりません。
保湿のため肌にクリームで蓋をして水分を逃さないようにすることも同様で、これだけではあまり効果がないのです。
実はシワやたるみの原因は、コラーゲンの減少によるもの。
肌の奥の真皮にあるコラーゲンが減少することにより肌は弾力性を失い、シワやたるみの原因となります。
この真皮のコラーゲンが増えれば、シワやたるみが改善され、若々しい表情も取り戻すことができます。
抗老化!加齢を抑えるにはコラーゲンがおすすめ
老化に起こる骨やお肌の改善は、どちらもコラーゲンの量が重要な役割をしているのがわかったかと思います。
もし体内のコラーゲンが増えれば、骨もお肌も若く保てるというわけですね。
残念ながら食事やサプリメントからコラーゲンを摂取したとしても、直接コラーゲンの補充はできません。
しかし最近では、コラーゲンペプチドを摂取することで体内のコラーゲンの増加に一定の効果があることがわかってきました。
コラーゲンペプチドは体内に入るとアミノ酸に変化しますが、そのアミノ酸が体内でのコラーゲン生成を促す働きがあるのです。
コラーゲンペプチドとは、ゼラチンを酵素で分解し低分子化したもの。
コラーゲンの平均分子量より非常に小さくできているため水に溶けやすく冷めてもゲル化しないという特徴があります。
効率良くコラーゲンを摂取するには、コラーゲンペプチドが最適です。
弊社でもコラーゲンペプチドを取り扱っておりますので、ぜひ一度、コラーゲン専門店シーエスストアーをのぞいてみてください。