ネット通販の市場規模2014

2014年8月26日に経済産業省が「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」という調査結果を公表しています。

この調査は1998年から毎年実施されており、今回で16回目の発表で、BtoCとBtoBの両方について調査していますが、当記事ではBtoCについて触れてみます。

(BtoC:消費者向け電子商取引、BtoB:企業間電子商取引)
ネット通販の市場規模2014同調査資料より抜粋
2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年(前年比)
市場規模
(兆円)
6.1 6.7 7.8 8.5 9.5 11.2(+17.4%)
EC化率
(%)
1.8 2.1 2.5 2.8 3.1 3.7(+0.6point)

BtoCの電子商取引とは「ネット通販」のことで、2013年(1月~12月)で、前年より17.4%も伸び10兆円を超え11.2兆円となっています。

2013年の全ての商取引金額(商取引市場規模)に対する電子商取引市場規模の割合は3.7%となっています。

逆算すると、ネット通販は年間約300兆円の商取引のうち11.2兆円となるということですが、同省が発表する2013年の小売業売上約139兆円に対しては、約9%となります。

このような伸びの要因としては、小売店側がネット通販に力を入れていることや、パソコンだけでなくタブレットやスマートホンの普及が考えられます。

また、人口の都市部への集中が加速しており、地方の店舗では欲しい商品が買いにくくなっているということもあるでしょう。

当サイトはコラーゲンサプリメントについて情報を発信していますが、業種別の市場規模はどんなものでしょう。

業種別BtoC-EC市場規模の推移
業種
2012年
2013年
EC市場規模
(億円)
EC化率
EC市場規模
EC化率
(億円)
対前年比


総合小売業 18,910 5.05% 22,000 116.4% 6.39%
衣料・アクセサリー 1,750 1.33% 2,200 125.8% 1.65%
自動車・パーツ 14,260 4.29% 16,480 115.6% 4.84%
家具・家庭用品
電気製品
医薬化粧品 5,010 4.02% 6,030 120.4% 4.56%
スポーツ・本・音楽・玩具 4,000 2.74% 4,670 116.6% 3.26%




宿泊・旅行業 14,960 6.16% 18,260 122.1% 7.38%
飲食業
娯楽業 1,470 0.94% 1,660 112.9% 1.19%
建設業
製造業 1,160 1,150 99.3%
情報通信業 22,950 26,970 117.5%
運輸業 3,070 3,630 118.0%
金融業 680 690 100.7%
卸売業 860 860 100.1%
その他
合計 95,130 111,660 117.4%
合計(小売り・サービス) 66,410 3.11% 78,360 118.0% 3.67%

特に伸びているのは、衣料・アクセサリー、医薬化粧品、宿泊・旅行に飲食業で、対前年比20%以上となっています。

サプリメントは、医薬化粧品ではなく「食料品」に入りますが、それでも116.7%と伸びており、その恩恵を感じていないことに寂しさを感じますね。

今回はデータの羅列でしたが、ネット通販はこんなに伸びているということを感じていただければ幸いです。

では、また^^