通販の送料

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通販の送料

今や通信販売で購入できないものは無いくらい何でも購入することができますが、店舗販売ではない特徴のひとつが「送料」です。

楽天やAmazon、ヤフーショッピングなどの大手ネットショッピングモールでは、同じ商品を送料込みで価格比較することも可能ですから「送料無料」かどうかが、購入してもらうための最後のポイントになります。

当然ながら、顧客には送料無料としても運送業者に送料を支払わないわけにはいきませんから、通販各社はいくつもの運送会社と交渉をして少しでも安くしようとするわけです。

通販会社にとって送料は利益の大きな要素なのです。

ですから、通販会社は一般の料金やサイズ区分に関係なく独自の運賃契約を運送会社と結ぶことがあたりまえでした。

1日に数千個単位で出荷するような大手の通販会社では、サイズに関係なく全国一律低価格で契約していることも普通です。

シーエスストアーは1日の発送個数も少なく零細なのですが、それでも一般の金額よりはかなり安く、サイズも関係ない契約をしていました。

それでも、メール便で160円、通常配達で購入金額が5,000円未満の場合、全国一律500円の送料負担をお願いしていました。

しかし、2014年3月から4月にかけて宅配便最大手のY社が問答無用の値上げに踏み切りました。

同社は「法人も一般の料金体系に戻す。」と表現していますが、実質値上げであり詭弁です。

当社で試算すると全体で約50%アップ、サイズと地域では2倍以上となる場合もありました。

あまりにも過激な競争によって運賃相場が下がり過ぎていたことはよく理解できます。

ただ、ほんの1ヶ月間の間に突然とんでもない値上げを突き付けられたのです。

普通は、値上げの打診があって、見積書を受け取り、発送個数や地域やサイズなどについて交渉を重ね、最後には両社納得の上で契約を更新するはずです。

本当に問答無用だったのです。「呑めないのならば、取引できない。」・・・

当社のような零細にだけかと思い、周りを少しだけ調べてみましたが、基本的に全国すべての取引について適用したようです。

また、Y社と競合するS社などもほぼ右へならえの状況のようですが、大口にはまだ柔軟に対応しているようです。

さて、消費者への影響はどうなのでしょうか?

やはり通販全体では送料の顧客負担が増えているようですが、楽天やAmazonなどは違うようです。

楽天などでは価格比較される商品が送料別だと真っ先に振り落とされるためか、まだまだ送料無料が多いようです。

ということは、販売会社の負担が増えているはずです。

また、Amazonは同社が販売する商品について基本送料無料を貫いていますね。

運送会社S社がAmazonから一旦撤退してY社に負担が全部かかり、そしてY社の大幅値上げ、様子をうかがいながらS社も基本追随、そしてまたAmazonと取引開始・・・

こう書くと何となく流れが見えてきます。

どちらにしても、顧客への負担をできる限り増やさずに品質も落とさない通販会社と送料を払ってでも欲しい商品を販売する通販会社が生き残ることになるでしょうね。

以上、通販の送料についてでした。