コラーゲンサプリメントに限らず、ネット通販には「ランディングページ」というものがあります。
「ランディング」とは「着陸」のことで、「ランディングページ」とは、様々な広告から誘導した見込客が着陸する販売サイトのことを意味します。
前回、「販売価格の決め方」で、「初期コスト」というものがあり、広告宣伝費なども含まれると解説しましたが、このランディングページでの採算性についてはどの会社も綿密に計画し検証を続けます。
広告での集客コストとランディングページでの成果(コンバージョン)で利益が出れば、それは大きな成功につながります。
ランディングページでの利益計算
では、ランディングページでの利益はどのように計算するのでしようか?
そのコストは大きく以下の3つに分けられます。
- 広告集客コスト
- ランディングページ制作管理コスト
- 販売促進コスト
これらのコストによって販売につながった利益が目標に達すれば成功というわけです。
それぞれのコストの詳細を解説しましよう。
広告集客コスト
集客コストは、ランディングページに誘導するリンクを貼った広告で発生するコストで、以下のような種類があります。
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- ディスプレイ広告(バナー広告)
- 興味関心連動型広告
- アフィリエイト広告
- 編集タイアップ広告(記事広告)
- その他
そして、広告コストの課金方法にも以下のような種類があります。
- クリック課金型広告
- PPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれ、広告の画像バナーやテキストにリンクされたランディングページにジャンプした時点で広告料金が発生します。
グーグルやヤフーの検索結果画面の上や横に出てくる広告が代表的です。 - 成果報酬型広告
- 広告を通じてユーザーがランディングページやホームページを訪れ、商品を注文したり資料請求を行なうなど、実際に何らかの成果があった場合に広告料が発生します。
代表的な例としては「アフィリエイト」があります。 - インプレッション保証型広告
- インプレッションとは広告の表示のことで、広告が一定回数表示するまで掲載を続けるタイプのインターネット広告です。
主にバナー広告に採用されています。 - 期間保証型広告
- 広告バナーや特定のページを1週間や1カ月など契約した期間掲載し続ける広告です。
このタイプは、コンバージョンを狙うのではなく、ブランド認知や告知効果などを期待して掲載する場合が多い広告です。
ここで取り上げるコンバージョンを狙ったランディングページに誘導するのは、「クリック課金型広告」と「成果報酬型広告」です。
特に「クリック課金型広告」では、集客コストを測るものさしとして「クリック単価(cpc)」(コスト・パー・クリック:Cost Per Click)と呼ばれる数値があります。
いかに見込度の高い顧客を低いCPCで誘導するかが大きなポイントで、専業の広告代理店がしのぎを削っています。
ランディングページ制作管理コスト
ランディングページ制作管理コストは、サイトの制作や管理に関するコストで、見込客からコンバージョン(成果)を上げることができるかどうかを決定する重要なものとなります。
最近では、いくつかのパターンを用意してコンバージョン率を比較検討する場合が増えており各社の力が入る部分で、こちらも専業の広告代理店が多く存在しています。
キレイな画像を多く使い、動きのある画像にしたり、心地よい音を出したり、様々細かいノウハウを散りばめたサイトも多く、とても参考になりす。
販売促進コスト
販売促進コストとは、例えば「初回無料」だとか「お試し価格」や初回に何かプレゼントをするとかのコストです。
また、アフィリエイト経由の成果報酬も販売促進コストに入ります。
コラーゲンサプリメントの初回お試し購入の成果報酬などでは、顧客の購入金額よりも多いという場合もあります。
ランディングページでの成功確率
これだけの広告コストをかけて、はたして採算が取れて目標利益まで到達するのでしょうか?
なかなか簡単ではないというのが実情です。
成功事例となるには、もともとの売り上げ計画のボリュームが大きなカギとなります。
中小零細の販売会社ではボリュームが小さい場合が多く、必然的に広告コストのボリュームも小さくなり、なかなか成功に到達せず途中で断念するケースも多いようです。
特にコラーゲンサプリメントでは、最初からかなりの広告費を準備しないと、結果が出ない言うのが現状なのです。