コラーゲン サプリメント

「サプリメントの原価率は低い」と言われています。平均すると原価率は低い方でしょう。しかし、一般的に製品と呼ばれるものは、原価率が低くないとビジネスとして成り立たないのです。

逆に、毎日消費されるものや生鮮食品などは、販売価格が安くないと売れないため、常に価格競争にさらされて原価率は高くなっています。

では、サプリメントの原価はどのように決まるのか?深掘りしていきたいと思います。

サプリメントの原価

サプリメントの原価構成

まず、サプリメントの原価に関わるのは5つあります。「原料代」「加工代」「包材代」「物流費」「広告宣伝費」などが挙げられます。

そして、最終的な販売者(小売業)が仕入れる金額には「メーカーの利益」と「中間流通の経費と利益」が上乗せされるわけです。
上図は大まかな原価構成です。当サイトはサプリメントのプロとして公開していますから、原価の内訳を徹底的に分析してお伝えしていきます。。

・原料メーカー

→原材料代(コラーゲン製品であれば豚皮や魚皮・魚鱗など)

→原料の検査費用

→加工代(例えば、豚皮や魚皮・魚鱗などをコラーゲンペプチドに加工する費用)

→物流費

→原料メーカーの利益(商社が間はいる場合は商社の利益も上乗せ)

加工メーカー(受託製造会社)

→原料代(コラーゲンペプチドなどの主要成分や添加成分、加工に必要な賦形剤など)

→原料の調合・加工・殺菌の費用(ドリンクやゼリー、タブレットや顆粒など)

→包材(瓶や樹脂包材、化粧箱など)費用

→充填(瓶や樹脂包材などに入れる)費用

→ラベル貼りや賞味期限印字などの費用

→化粧包材などに詰める費用

→製品検査の費用

→物流費

→加工メーカーの利益

・資材メーカー(主に印刷会社や包材メーカーで、充填包材と化粧包材)

→デザイン料

→印刷版代(一般的なカラー印刷だと、赤・青・黄色・黒の4版)

→型抜の型代(化粧箱の形に切り抜くため)

→原材料代(瓶や樹脂フィルム、紙やボール紙など)

→印刷・型抜代

→物流費

→資材メーカーの利益

・販売会社(製品メーカー、パッケージに「販売者」と表示)

→営業経費(各流通に売り込む経費)
→広告宣伝費(製品メーカーとして)

→物流費

→販売会社の利益

・商社(卸問屋)

→営業経費

→物流費
→商社の利益

小売店

→営業経費(店舗や販売サイトに関わる経費や人件費など)

→広告宣伝費(小売店としてのチラシや広告バナーなど)

→物流費(主に通販の場合)

そして、最後に小売店の利益が残るかどうかというところなのです。

多くの方は、社会人として大雑把にこのような理屈はご存知でしょうが、こうやって列記すると、改めて驚いている方も多いのではないでしょうか?

サプリメントの原価率

これだけの経費やマージン(各社の直接利益)が積み重なったものが「原価」なのです。私たちが見ている価格はこのような工程が隠されていたのです。

そして、加工メーカーから資材費も含めて販売会社(製品メーカー)に納入される金額は、小売価格の20%前後で、30%を超えることはまずありません。

これが、「原価率」と言われる部分です。

その後、メーカーから問屋を経て、小売店がサプリメントを仕入れる価格は、通常の商品で小売価格の40%~60%で、小売店の原価率となります。

もちろん、メーカーがテレビなどで大きく宣伝をかけて、放っておいても売れる商品は、80%前後のものもありますし、逆に非常に原価の安いオープン価格商品などは40%をはるかに切るものもあります。

サプリメントのコラーゲン

コラーゲン配合サプリメントは、ほとんどがコラーゲンペプチドが原料なんです。コラーゲンペプチドとは、ゼラチンを低分子化した物で業界もあえて分かりやすいように「コラーゲン」と表現し「コラーゲンペプチド」とはあまり表現していないのです。

コラーゲンペプチドは、コラーゲンやゼラチンに比べて低分子であることから、吸収性が良く素早く体のすみずみまで届けられ、肌や関節、骨などの全身で活用されることが期待されています。

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドの3つは分子の結びつきの状態が違うだけで、成分のアミノ酸組成はほぼ同じです。

コラーゲンサプリメントの摂取方法

コラーゲンサプリの摂取方法は、1日の摂取目安量5〜10gを複数回に分けて摂取します。適切な量を毎日摂取し続けることで効果が期待できます。

食事やサプリメントなどで摂取したコラーゲンは体内で吸収されてから約24時間経つとなくなると言われています。そのため毎日摂り続けないと体内のコラーゲンはどんどん減少していくことになってしまいます。

コラーゲンサプリを摂取することで、健康の手助けの役割や老化防止の役割が期待されています。これから先、歳を取ることで足の痛みが出てきたり、肌も衰えてきます。ですので、今のうちから将来の健康のためにコラーゲンサプリを摂取することをおすすめします。

コラーゲンサプリの効果

コラーゲンサプリは主に、『美肌効果』、『関節の役割』、『骨の役割』があります。これら3つを簡単に解説していきます。
1つ目の、美肌効果についてです。コラーゲンは真皮の部分に含まれ、ヒアルロン酸やエラスチンなどと、肌を内側から支えハリと弾力を与えて健康的な肌を保つ働きをしています。コラーゲンサプリを摂取することで、体内のコラーゲン合成が促進されシワやたるみなどを防ぐ効果が期待されています。

2つ目の、関節の役割についてです。関節は骨と骨のクッションの役割をしている重要な場所です。このクッションの軟骨のおよそ50%はコラーゲンで構成されています。コラーゲンサプリを摂取することで弾力性のある柔らかい軟骨となり、関節痛になりにくくなることが期待されています。

3つ目の、骨の役割です。骨を構成する80%の成分は主にカルシウムやミネラルですが、20%がコラーゲンなどのタンパク質とされています。コラーゲンの周りにカルシウムなどのミネラルが付着することで骨が作られます。コラーゲンサプリが、強い骨を作り健康な身体作りを担います。
その他にも、自己治癒を促進する効果、血圧や血糖値を調整する効果、筋肉量を増やす手助けなどの様々な効果が期待されています。