コラーゲンサプリメントには、ドリンクやゼリー、タブレットやカプセルなどの製品形態がありますが、最もベーシックなタイプは「粉末」でしょう。
「コラーゲンパウダー」と洒落て表現しているサプリメントもありますね。
コラーゲンサプリメントにはゼラチンを低分子化して、低分子で水に溶けやすく、高温でも低温でも安定した「コラーゲンペプチド」が使用されていますが、その状態は「粉末」です。
そもそも、サプリメントの原料ではその多くが粉末として流通しており、液体の原料はあまりありません。
粉末が一番低コスト
「サプリメントの原価構成」で詳しく解説していますが、サプリメントの原価の中で「加工賃」の比率は少なくありません。
例えば、原料コラーゲンペプチドを1か月分150gで1パッケージとして製品化すれば、加工賃はゼロとなり、充填コストと包材コストだけなります。
また、ヒアルロン酸やビタミンCを加えるとして、それぞれ粉末で調達すれば「調合」のコストが加わるだけですからそんなにコスト増にはなりません。
当社が運営するコラーゲン専門店シーエスストアーは、原料コラーゲンペプチド150gをクリーンルームで充填しただけの商品ですし、コラーゲンサプリメントでは最も売れている商品も原料コラーゲンペプチドにアミノ酸とグルコサミンとビタミンCを混ぜただけの商品です。
しかし、後者の最も売れているコラーゲンサプリメントは「顆粒」となっています。
顆粒にすることで、飲み物に混ぜた時に溶けやすくなるのです。
顆粒とは?
粉末を「造粒加工」したもので、微粒子の粉末を固めてやや大型(粒径0.1~1mm程度)の粒に成形することで、水に沈みやすくなり粒に水分が沁み込むことで水に溶けやすくなるのです。
顆粒にするための撹拌には専用の機械が必要ですから、その分コストは高くなります。
顆粒と粉末の違い
顆粒にするメリットのひとつは、前記のように「水に溶けやい」ことがあります。
しかし、粉末は微粒子で軽いため最初は水面に浮いてしまい溶けにくく感じますが、ゆっくり混ぜて時間をおけば溶けます。
また、粉末は飛散しやすいという欠点があります。
特にコラーゲンペプチドのように極微粉末だと、パッケージからスプーンですくうだけでも少しだけ煙のように舞い上がります。
ところが、顆粒になるとひと粒が大きく重くなるため飛散はほとんどなくなるのです。
このように、飛散しないということはそのまま口に入れても食べやすくなります。
ただ、そのままでは決して美味しくはありませんから、何かお好みの飲み物に混ぜる方がほとんどです。
ほぼ同じスペックで、価格もそんなに変わらなければ「顆粒」の方が扱いやすくておすすめですが、粉末の方がそれなりに安くて品質も良ければ「粉末」がおすすめですね。
コラーゲンの粉末と顆粒についてでした。