当サイトでは「コラーゲンの補給」の記事で解説しましたが、加齢とコラーゲンの減少について、あるデータが独り歩きして消費者に勘違いを誘導しています。
それがこのグラフですが
…しかし、40%も減少するにしては40才ではそんなに老化しているとは思いませんよね。
このグラフでは「正常なコラーゲン」の量の減少グラフであって「コラーゲン全体の量」ではありません。
正常なコラーゲンの定義は、このデータを発表した学者が定義付たもので数値的なものはわかりませんが、一定以上劣化したコラーゲンを正常ではないとした結果、それ以外が正常だということです。
ややこしいですね・・・
どちらにしても、40才でコラーゲンの量が40%も減少なんかはしないのです。
一般的に、ピーク時の10%くらいはコラーゲン量は減少すると考えられています。
同業者としては、このグラフを注釈なしに自社広告に使用しているのは、情けない話ですが、単純な「知識不足」と考えたいです。
しかし、
しかしです。
あの老舗製菓メーカーが、堂々と使っていました。
もちろん上場企業です。
学術専門の部署もあるはずですが、テレビショッピングで、そのまま利用していました。
テレビショッピングのMCにそこまでの知識は期待できませんが、
思いっきり「こんなに減るんです!」と大声で強調していました。
まさかと思い、その老舗企業のコラーゲン製品のサイトを確認してみました。
当然ながら、わかっているんですね。
証拠が残るサイトでは「縦軸の数字」がありません・・・
テレビショッピングではハッキリと縦軸に%が表示してあり何度も出てくるのですが、その都度は1~2秒くらいしか表示されません。
あくまでも、長年業界にいるプロとして個人的な推測ですが、確信的だと感じました。
商品自体は、コラーゲンの量も多く飲みやすそうで価格も安くておすすめなんですが・・・
残念ですね。